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車の中で、FMから流れてきたその音を初めて聴いたとき、あまりにも80年代ニューウェーブなサウンドゆえ、これは自分が知らなかった当時のマイナーなバンドなのか、それとも最近の新人なのかがよく分からなかった。
しかしやけにカッコ良かったので、何というバンドなのか知りたくて曲が終わった後のDJの紹介に注意していると、「ブロックパーティー」という新人バンドだということが分かった。運転しながら忘れないよう、ブロックパーティー、ブロックパーティーと阿呆のように呟きつつ家に到着。手帳に控えながらも、そのまま約一ヶ月が経ち、先日ようやくアマゾンでCDを購入した。
いやいや、これは驚いた。シルクのような繊細さと、刃物のような鋭角さを持ち合わせた、今どきビックリするぐらいのネオサイケなギターサウンドが、若かりし頃のロバート・スミスを彷彿させる少々ヒステリックな声を包み込む様は、まさにニューウェーブそのものではないか。
ただし!このバンドが単なるリバイバルの域を軽く超えているのは、何といっても90年代を通過したからこそ叩き出すことのできる、その暴力的なまでに荒々しいリズム隊の力によるところが大きい。プラス、「え?ここでそうくるのか!」的な、意表をつくまでの曲中の美しい展開。この静と動のコントラストは、明らかに80年代のバンドには無かった、現代のバンドだからこそ持ち得るダイナミクスである。
キュアー、フォール、ギャング・オブ・フォー、カメレオンズ、ジョイ・ディビジョン、そしてデビュー当時のU2などが好きだった人は、間違いなく買って損はないはず。そういえば、半年ほど前にフランツ・フェルディナンドがインタビューで、今イチ押しのロンドンのバンドとして紹介していたのを、やっと思い出した。
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