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英国の蒼き衝動

2007.05.30

The Kooks / The View / Razorlight

The Kooks
The Kooks
"Inside In/Inside Out"

若干20代前半にして、この匂い立つような色気をもった声は何ということだ。邦楽バンドの地力が上がり、もはや洋楽との境目はほとんど無くなったともいえる昨今ではあるが、声のもつ天性の色気というものにおいてだけは、どうあがいても洋楽にかなわない瞬間が存在する。届かぬ思いに身を焦がすような狂おしさを、透き通った風に変えてしまう魔法を持った新人バンド。

The View
The View
"Hats off to the Buskers"
脈々と流れ続ける英国インディー・ギターバンドの歴史。TheViewのサウンドは、今まで登場しては消えていった数多くのバンド達を思い浮かべずにはいられないほどに古典的で素朴、そして何百万回と使い古されたコード進行の繰り返しである。しかしそれでも、ここまで気持ちが高揚するのは声とメロディーがスペシャルだからなのであって、まるでOasisがシーンに登場した当時を彷彿させる。恐るべし10代。
Razorlight
Razorlight
"Up All Night"
若さ特有の何かに駆り立てられたような切迫感と、蒼き衝動。残念なことにアメリカン指向になった2ndでは失われてしまったそんな輝きが、このデビューアルバムには溢れんばかりに詰まっている。つんのめるように疾走する唄とエッジの効いたガレージサウンドに、己の過ぎ去りし日を思い出して胸が熱くなる。今年のレディングのトリも決まった英国の宝石。
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