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2007年は近年稀に見る再結成ブームだった。スマパン、マイブラ、ポリス、レイジ、ジザメリ、ダイナソーJr、ヴァン・ヘイレン、レッド・ツェッペリンなどなど。中でも個人的にはスマパン(Smashing
Pumpkins)と、マイブラ(My Bloody Valentine)の復活に絶大なる期待を寄せていた。何しろ今までの自分のリスナー歴の中で、メチャメチャ好きだったバンドTOP5にこの2バンドは入っているのである。
7月、まずスマパンの新作がリリースされた。聴く前にちょびっと不安もあった。最後の作品が散漫であまり好きでなかったのと、影のキーマンであるイハの不参加。もともとビリーのワンマンバンドだっただけに、その後の彼の迷走を考えると、たとえスマパンと名乗るブランドを復活させても、あの頃のマジックはもう残っていないのではないかという悪い予感。そしてそれは的中した。
ゴリゴリのヘヴィなギターサウンドに、跳ねまくるジミーのドラム。おぉ典型的なスマパンである。悪くない。しかし胸にまでは響いてこない。なぜ?ここにあるのはただ「強度」と「喪失感」だけだ。あの2枚目の後半のような白日夢的ドリーミーさや、3枚目のブックレットで描かれていた中世のおとぎ話のような世界観がどこにも見あたらない。何度聴いても何かが失われてしまったのが分かる。
どんな天才であっても人は一番輝いていた時を取り戻すことは出来ない。人間のそんな宿命的な事実を改めてハッキリと突きつけられたような気がする。それでも周囲は、半ば無理かもしれないと思いつつも往年の輝きを期待してしまう。その残酷さがまた辛い。そうなると来年のイギリスツアーやコーチェラ・フェスがすでに決まっているマイブラの復活はどうだろう。新作のレコーディングもほぼ終了に近づいているという。彼らもこのまま復活せずに伝説のまま語り継がれる方が良かったということになるのだろうか。
いや、変にバンド幻想をもともと持っていない彼らは、きっと現代的なテイストを盛り込んだ最新のギターノイズサウンドを聴かせてくれるに違いない。すでにサマソニ内定という嬉しい噂も聞く。これは早い時期にソールドアウトになる可能性が大で、来年の夏も熱くなりそうだ。スマパンも一緒に来ないかな。何だかんだ言ってもやっぱり好きなのでまた観たいです。
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