マカロニ惑星
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あの検査には気をつけろ

2007.03.11

水分を摂るのが大好きで、家にいるとき、特に夜はビール・焼酎・牛乳・コーヒー・水と、やたらに飲む。おかげで夜中には必ず1〜2度はトイレに起きるし、必然的に日中の午前中はトイレの回数が多くなる。仕事場では最低1時間に1回(多いときには2回)はトイレに行くために席を離れるので、ちょっと恥ずかしかったりする。逆に次の日にトイレの心配をしなくてもよい休みの前日は、心おきなく好きな本を読みながらコーヒーや焼酎をガブガブ飲めるので幸せを感じる。

もっとも、そんなに水分を摂っていないときでもトイレが近い方なのだが、20歳のときに異常とも思える頻尿になって病院に行ったことがある。何せ10分に1回トイレに行きたくなるのでバイトもできない。車を運転するときや、何かの講習を受けるときなど、常にトイレのことばかりが気になって余計にプレッシャーとなり、また行きたくなるという悪循環。さすがにどこか身体がおかしいのでは、と病院で検査することにした。

医者が言うには、尿を検査すれば大概のことは分かるとのことで、まずは検尿。しかし異常は見当たらず、いたって綺麗な尿と言われる。では若い人にはあまりいないけれども、前立腺が肥大して膀胱を圧迫しているかもしれないので、一応調べてみましょうということになった。

「ハァ、よろしくお願いします」
「ではそこに横になってパンツを下ろしてください」
「え…?」

このときは前立腺なるものがどこにあって、さらにどうやって検査するのかということを全く分かっていなかった。いわれるがままにドキドキしながらケツを出して横になると、ビニールの手袋をはめた医者が「ちょっと痛いですが、我慢してください」と言う。そこで初めてこの検査の方法を知って震え上がった。(ちょっと待った〜!俺はウンコの回数も多いので、一年中やや切れ痔気味なんですけど)と言い訳する間もなく、ズボボボッ!とオッサンの指が肛門へ入ってくる。「ハウッ!…ングゥゥゥッ」。

目を白黒させるというのは、ああいうことを言うのだろう。医者は容赦なく太い指を中でグリグリと掻き回し触診する。まさに息が止まった。おろらくほんの十秒程度のことだったが、あの地獄の苦しさは一体どう表現すればよいのだろう。「ハイ、どこも異常はありません。」という声を意識の遠くの方で聞きながら、もそもそとパンツを履く情けなさ。この先、死んでも前立腺の検査だけは受けん、とそのとき固く心に誓った。

症状はやがて知らぬ間に治っていったのだが、その2年後、またもやひどい頻尿になり、やっぱりどこか悪いのではないかと、以前とは別の泌尿器科に行った。前回と同じく検尿から始まり異常なし。しかしそのあと海より深く後悔することになる。そう、ちょっと考えれば分かることだが、やはり前立腺の検査が待ちうけていたのだ。

どうやらこれは頻尿の検査の際、セットになっているらしく、しかもそのときは若い看護婦に下半身を押さえつけられての、オッサンによる陵辱。またもや目を白黒させながら、「ハ…ヒィィィ…!」と声にならない声をあげ、痛さと恥ずかしさで本気で死ぬかと思った。前立腺の検査にだけは気をつけろ。

 

トイレには『マカロニほうれん荘』を常備。トシちゃん感激。

 
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