マカロニ惑星
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かつての感覚が蘇る

2007.10.14

長瀬智也のドラマにハズレなし。12日(金)から始まったドラマ『歌姫』が面白い。セットも登場人物たちのやり取りも、戦後復興期のやけくそパワーに溢れていてイイ感じ。長瀬の役は「戦中は特攻隊に配属。記憶を失うが九死に一生を得て、高知県土佐清水の映画館オリオン座に流れ着く。映画を愛し自主制作を夢見る、暴れん坊のお調子者」という設定の、恋と人情の物語。相変わらずどんな役でもスカっと演じる姿が痛快である。ジャニーズとはいえ、個人的には俳優として若手No.1だと思うのだが。

ところで最近またタガが外れたように音楽にドップリとハマっている。雑誌やブログをチェックしては、YouTubeやiTunesで試聴を繰り返し、タワーレコードに足を運ぶ。昔のように日欧米の新人バンドにもかなりアンテナを張り巡らせている。ここまで熱がぶり返したきっかけは、たぶん8月のサマーソニック大阪だ。5月にチケットを買ってから、数十にも及ぶ出演者たちの音源をネットで聴きあさっているうちに、かつての感覚が蘇ってきたのである。

いつの時代もワクワクする新しいバンドが次々と登場する感動。デビュー当時から好きだったバンドがいまだに第一線でバリバリ活躍している感動。本当に、本当にエンドレスなのだ。そして何よりも決定的だったのはサマソニの会場での一発目の音。トップバッターのThe Enemyは特に好きでもないバンドだったが、始まった瞬間、真夏の青空の下で何ともいえない幸福感を味わった。「あぁオレはやっぱりロックが好きだ〜」と心の底からハッキリと確信した。12月のダフトパンクのチケットも買ったし、来週はゆらゆら帝国のチケット発売日だ。

もちろん、先ほどのドラマもそうであるが、いい歳ブっこいていつまでもそんなものに熱中している自分はただの馬鹿なのだということも自覚している。もう周りの同年代では、かつて一緒にバンドをしていた仲間達もすっかり音楽から遠ざかっている。みんな良きマイホームパパ。素晴らしい。一方、ロックにうつつを抜かしすぎた人生設計ゼロな自分は、そのツケもあって相変わらずの賃貸暮らし。サラリーマンも辞めてしまったし、さすがに家族には申し訳ないと思っている。

もう少し自分に甲斐性があれば。もう少し忍耐力があれば。こんな父親で御免なさい。と、いつもいつも繰り返し思う。そうはいいつつも、はや息子も14歳。仮に大学を出るまでしっかり育てるとしてあと8年ほど。少なくとも息子が一人前になるまでは頑張って金を稼がなければ。その後は…身体さえ元気であれば、きっと今と変わらずどこかのライブハウスでビールを飲んではウォーと叫んでいるような気がする。きっとこれが自分の人生なのだろうな。しょがないよ。

 

サマソニのテントエリアから、ビール片手に正面に見えるはメインステージ。極楽だったなぁ。

 
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