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僕はトイレット博士

2008.03.29

朝の通勤時に梅田駅のトイレに入ると、いつも決まって何人かのサラリーマンが死にそうな顔をして「大」のドアの前に並んでいるのを目にする。あの行列は1番目とか2番目の人はまだ耐えれるとしても、今にも漏れそうなのに3人目以降の人は本当に我慢出来るのだろうか?と余計な心配をしてしまう。というか、もっと頭を使いなさいよ、大人なんだから。

自分も今でこそ回数は減ったが、学生の頃から外出時にお腹が痛くなることがしょっちゅうあったので、あの辛さは分かる。しかし緊急時に、いつ順番が来るか分からない行列に並ぶようなリスキーなことなどはしない。まず、空いていないと分かりきっている駅のトイレは避けて地下街へ突進する。大概の地下街には穴場的なトイレがいくつかあるので、脂汗を垂らしながら早足でそれを探すのだ。並ぶより絶対その方が早い。大阪&神戸なら大体の場所をインプットしている。

サラリーマンであるならもっと確実なのが、駅に隣接するオフィスビルだ。よく見れば駅のそばには、各フロアに数社の法人が入っているようなビルが山のようにある。そして当然ながら間違いなくどの階にもトイレが備えてある。しかも大きめなビルなら、ウォシュレット付きのやつがズラリとあるのでもう極楽最高。スーツを着ている人間ならば、まず怪しまれることはない。(ただし受付のセキュリティが厳しいビルは除く)

このように、つねにトイレには敏感なので、最近は長いこと行ってはいないが、外国でさえもトイレの場所を見つけるのが早い。ショッピングセンターやデパート、公園、駅、ファーストフード店etc、観光しながらも絶えず非常時の「大」のためには、チェックを欠かさない。しかし一回だけトイレでは驚いたことがある。あれは昔々、朝のニューヨーク・グランドセントラル駅だった。

なぜそんな所に居たかはさておき、猛烈な腹痛をもよおしていた僕は、真っ青な顔をしながら駅構内のトイレを発見。空いているのを祈りつつ飛び込むと、「うわっ汚なっ!」と思わず声を出しそうになるほどにトイレ全体が荒廃している。広いけど異様に汚くボロいのだ。しかしそんなことを言っている場合じゃないので、すかさず「大」の方を見る。どの個室もドアが空いていたので助かった!と安堵、いざ入ろうとしたものの、またもや「うわっ!」と声を上げそうになった。

なんと人が座ってウンコをしているのだ。よく見ると隣もその隣の個室も全部ドアが無くて丸見え。掃除もメンテナンスも皆無そうなそのトイレは、全てのドアが破壊されていたのである。さすがNYバイオレンス。まだハーレムが危険地帯バリバリだった頃である。と、感心している場合じゃないので、空いている個室(もはや単なる隣との仕切りがあるだけ)に入り、前から丸見えながらもウンコをした。誰も気にしていないので、こちらも恥ずかしさはなかったものの、さすがに落ち着かなかった。あれは二度と御免である。

 

若い頃、阪急かっぱ横丁で間違えて女性トイレでウンコをして、出るときに変質者と間違われそうになった。かなりヤバかった。

 
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