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大丸百貨店の商品券を1万円分もらったので、スーツの下に着る新しいワイシャツを2枚ほど買おうと、日曜の昼さがり、ひとりホトホトと梅田へ出る。9Fの紳士服シャツ売り場。うぐぅ、甘かった。どれもこれも、安いもので7千円以上、そこそこのだと1万2千円とかする。それではとバーゲン品のカゴの中を見ても、パッとしないデザインか、サイズ違いしかない。
ならば個々のブランドショップで売られているシャツはと、値札を見て回ったらもっと甘かった。軽く1万5千円以上する。しかも一瞬だけショップの敷居に足を踏み入れただけなのに、どの店も速攻で店員が寄ってくる。苦手なので勘弁してほしい。よくよく見ると、フロア全体で客よりも店員の方が多い。もちろん、接客のプロフェッショナルというようなベテランの物腰の柔らかい店員もいるが、それでも多すぎでないかい。
こりゃ人件費が相当かかるから、単価の高い商品やブランドを扱わなければやっていけんわな、まぁ自分には縁が無いわな、などと思うが、それでも百貨店というスタイルが今の時代のニーズにマッチしているとは、さすがに思えない。小金持ちの中高年は別そして、それより下の世代に対してもこの販売方法は依然有効なのだろうか。いや、メインターゲットは女性だからまた別の話か、などと考えつつウロウロしていたら汗が猛烈に吹き出てきたので、買い物はやめることにして外に出た。
ビールが飲みたい。ただその一心で足は新梅田食堂街にある串かつの立ち呑み屋へ一直線。ここに来るのは半月で既に3回目である。しかも全部昼すぎという体たらく。しかしたまりませんな、サクサクの串かつでビールをぐびぐびやるのは。今日は梅田の場外馬券場も営業しているため人が多い。隣では小学生の子供を連れたオッサンも飲んでいる。その子供が破竹の勢いで次々と串かつを平らげていくを眺めながら、こっちにもそれと同じの頂戴、と出来立てのエビと青唐を頼む。もうどうでもいいやワイシャツなんて。
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